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精密根管治療マイクロエンド Microend

03 マイクロスコープを用いた
精密根管治療マイクロエンド

精密根管治療マイクロエンド

難しい根管治療を確実に行うため、当院では「マイクロスコープ」「ラバーダム」「ニッケルチタンファイル」を使用しています。

当院の精密な歯の根の治療

精密で正確な治療を実現する
マイクロスコープ

マイクロスコープ

根管の内部を肉眼で確認することはできません。そのため、かつて根管治療といえば経験と勘に頼り、微細な根管を手探りして治療するものでした。

後述する、ラバーダムとマイクロスコープを使い、正確な手技で行うことにより、根管治療の成功率を90%以上にすることができます。

現在では、マイクロスコープを用いることで根管の奥までしっかり視認しながら治療することができます。正確な根管治療のために、マイクロスコープは今や必要不可欠と言ってもいいでしょう。「細かい患部まで見える」ことによって、今まで治療が困難だった症状も治療できるようになりました。

患部を素早く正確に診断できることで、歯科医師にとってもストレスがなく、患者さんにも的確に診断・治療することができるメリットもあります。また、細部まできちんと治すことが可能になり、再発防止にもつながって、将来的に経済的な負担も軽くなります。

感染予防の必需品のラバーダム

ラバーダム

歯の患部は小さく、またお口は体の入口ですから、感染予防には細心の注意を払う必要があります。

当院では、ラバーダムという薄いゴムの膜を用いて、治療中の患部以外の箇所を覆い、感染予防に役立てています。

薬剤や血液などがお口の中に漏れることや、細かい器具などが落下するのを防ぐこともでき、治療するうえでも、ラバーダムで術野を限定して見ることで、より正確な治療を実現できます。

根管の隅々まで形成が可能な
ニッケルチタンファイル

ニッケルチタンファイル

根管治療では、細菌感染した神経や内部組織を除去するために「ファイル」と呼ばれる器具を使用します。

このファイルは大きく分けて二種類あり、ひとつがステンレスファイル、もうひとつがニッケルチタンファイル(NiTiファイル)というものです。

多くの歯科医院ではステンレスファイルのみを使用していますが、当院では従来のステンレスファイルに比べ、十分な柔軟性を持ち、感染部位をしっかりと除去できるニッケルチタンファイルを使用しております。

バイオセラミック(MTAセメント)

MTAセメント

当院で使用している根管充填材のヴェリコム Well pulpは、化学的に合成された高純度カルシウムシリケートを主成分とするペーストタイプの歯科用覆髄材料です。天然鉱物を原料として使用していないので有害な重金属を含有しておらず、優れた生体親和性を発揮する水硬性バイオセラミックペーストです。

このMTAセメント系の根管充填材は、高アルカリ性の歯科用充填材で、強い殺菌効果があります。

保険治療では樹脂製の充填物を一般的に使用しますが、根管の内部は完全に閉じることが難しく、構造も複雑で再感染が起こる可能性があります。

閉鎖性が高く、破折した根管でも閉鎖できるこのMTAセメント系の根管充填材のヴェリコム Well pulpは、生体親和性が高く身体に馴染みやすいため、歯の組織を再生する効果も期待できます。

また、進行した虫歯でも歯髄を保存できる可能性が高まるため、歯の強度を保ち寿命を延ばす効果も得られる可能性があります。

的確に歯の根管を拡大する
スマートプラス

スマートプラス

歯の根の拡大形成を行う装置です。

様々なファイルに対応し反復回転するため、効率的に根管を拡大することができます。

重度な虫歯は根から治します

重度な虫歯は根から治します

虫歯が深くなりすぎると、根管治療が必要です。
根管とは、歯の内部の神経が通っている管です。ここが虫歯になると、内部の神経や組織が菌に冒されています。

根管治療では根管内の菌や組織を取り除き殺菌した後、再発しないよう薬剤を詰めていきます。小さな歯の内部を探る、とても高度な技術が必要な治療です。

感染根管とは?

根の先の暗い部分は骨が溶けて喪失している部分

根の先の暗い部分は骨が溶けて
喪失している部分

根尖性歯周病とは、主に根管内に残った神経の部分の細菌感染が原因の歯槽骨内の炎症です。これが起きると、普段はあまり痛くはないのですが、根の先の周囲骨が溶けて無くなります。

実は、日本では、この顎骨内部の病気がものすごく多いのです。

これは、他の先進国と日本で行われている根管治療のやり方が、全く違うためだと考えられます。
(患者さんは歯科医師から頻繁に「根の先の炎症」と説明を受けます。)

根尖性歯周病にかかっても、大した痛みはなく、

  • 噛んだ時に痛い。もしくは違和感がある。
  • 歯茎に「ニキビ」のようなできものが発現したり消失したりする。
    このニキビのようなものは、骨の中から膿が出ているためにできたもので、フィステルと呼ばれます。

このような症状しか発現しません。この種の慢性炎症においては、“痛みが出にくい”というのが特徴的です。ただし、急性発作を起こすと激しく痛みます。その後、時間が経ち、痛く無くなっても、治ったわけではありません(再度、慢性化しただけ)。

根の先の骨が再生し治癒した状態

根の先の骨が再生し治癒した状態

根尖性歯周病は、歯の病気ではなく、骨の病気だということを、患者さんも歯科医師も忘れてはいけません。

また、これが日本では珍しい病気ではないことも知っておいていただきたいと思います。

きちんとした治療が行われると、喪失した骨も再生、治癒します。 

湾曲した根管

湾曲した根管は、根管清掃が難しく、感染の原因になることがあるが、きちんと清掃すれば感染しにくい状態にできる

根尖性歯周病を防ぐためには、当たり前ですが、神経を取る時に"感染させない"ということが最も大切です。

湾曲した根管でも、きちんと治療すれば感染するリスクはグッと低くなります。

きちんとした治療にはマイクロスコープとラバーダムは最低限必要です。

湾曲根管とは

湾曲根管

湾曲根管(この症例ではほぼ90度に湾曲)に、ステンレスファイルを使用すると湾曲部の歯髄が残り、感染源になる可能性があります。

感染根管にしないためにはニッケルチタンファイルで湾曲部の歯髄を綺麗に掃除する必要があります。
また、ラバーダムとマイクロスコープの使用は正確な根管治療には欠かせません。

根管治療に関する動画

根管(MB2)の発見からクリーニング

近心頬側第二根管(MB2)

根管治療(レジンコア除去)

マイクロクラック(抜歯の適応)

治療後の感染の原因となる上顎6番(MB2)

破折したファイルの除去

感染の原因となる残存歯髄組織の除去

感染根管治療(左下6番近心根)

症例紹介

  1. 治療前

    根の先の部分の骨が破壊されています。
    (暗く写っている所)

  2. 治療後

    根の先の部分に骨が再生し、白く写っています。

19歳女性の感染根管治療
(右上1番と左上1番)

9歳の時に前歯を打撲して、歯髄壊死を起こしたケース。
治療に失敗すると、前歯の真ん中の2本を失ってしまいます。
根の先の暗くなっているところは、歯髄壊死が原因で炎症性に骨がなくなっている部分です。

原因は歯髄壊死組織なので、これを綺麗に取り除くことが大切ですが、マイクロスコープ下での根管治療によってそれが可能になります。
6ヶ月後、根の先には骨組織が戻っています。

19歳の女性の前歯ですから、抜歯になると本人はショックだと思います。治癒して本当に良かったとホッとしています。
マイクロスコープがなかったらと思うと、恐ろしくなります。

  1. 治療前

    右上1番(術前)

  2. 治療後

    右上1番(術後)

  1. 治療前

    左上1番(術前)

  2. 治療後

    左上1番(術後)

湾曲根管治療

根管治療においては、このような湾曲根管が珍しくありません。

一般的な根管治療では、湾曲部に器具が届きません。残った感染歯髄が根の先の炎症の原因になる可能性が高くなります。

ニッケルチタンファイルという特殊な器具を使用すると、湾曲根管でも、このように根の先まできちんと治療を行うことができます。マイクロスコープとラバーダムの使用も大切です。

  1. 治療前

    湾曲根管治療(術前)

  2. 治療後

    湾曲根管治療(術後)

歯ぐきが頻繁に腫れる

歯ぐきが頻繁に腫れることを主訴に来院されました。

ポスト除去すると、穿孔と根尖(根の先)に細菌感染を認めました。
ラバーダム、マイクロスコープを使用し、穿孔部にはMTAセメントを、根管は根管治療を行いました。

4ヶ月後、穿孔と感染根管によって骨が壊されていた部分(歯の股の部分)に骨の再生を認めます。

一般的な治療下では、抜歯をしインプラントとなっていたでしょう。
歯の健康が戻り、歯の保存ができたことは、患者さんにとっても私にとっても本当に嬉しいことです。
まだ若い人には出来るだけご自身の歯を使ってもらいたいと思います。インプラントは最後の手段です。

  1. 治療前

    4ヶ月経過症例(術前)

  2. 治療後

    4ヶ月経過症例(術後)

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