07
キレイな歯並びは
美容と健康をアップデートする
矯正歯科治療は、歯並びの問題を解消し、八重歯、乱杭歯、受け口、出っ歯、すきっ歯などを整えることを主な目的としています。
これにより、上下の歯の噛み合わせを正常にするだけでなく、虫歯や歯周病の予防、そして自信や笑顔の美しさも向上させることができます。
歯並びの改善は予防につながる
矯正治療とは、患者さんにとってどういうメリットがあるのでしょうか?
見た目が綺麗になる?そうですね。正解です。
しかし、私たちの考える矯正治療はそれだけではありません。
矯正治療することにより、次のような利点もあります。
- 歯並びや口元がきれいになる
- ブラッシングしやすくなるため、虫歯や歯周病を防ぐことができる
- 噛み合わせの力のコントロールをし、一つひとつの歯にかかる負担を適正にする
1番は患者さんにも非常に分かりやすく、矯正をご希望されるほとんどの方のご希望は“きれいになりたい”というものだと思います。
しかし、2番と3番についてはいかがでしょうか?
2番については、歯の重なりがなくなりますので、ブラッシングしやすくなることはご理解いただけると思います。
さて、3番についてですが、実は、これが非常に重要です。ここからはちょっと長い説明になりますが、あなたの人生に関わる部分かも知れませんので、しばしお付き合いください。
皆さんは8020(ハチマル・ニイマル)運動というものをご存じでしょうか?
そうです、80才で20本の健康な歯を残して、一生、食べたり笑ったりすることを楽しもうと言うものですね。
某県の歯科医師会が何千人の80才以上の方を調査した結果、8020を達成できていたのは、正常咬合のグループだけだったのです。この結果は、逆に言うと、不正咬合では8020を達成することは、非常に困難であるということです。
これは、噛む力が不適切な方向に働くと、歯がダメになってしまう可能性が高くなってしまうと言うことを意味しています。
以下にそのご説明をいたします。
噛み合わせが悪いと、異常な力が歯の周囲に加わり、歯槽骨と呼ばれる、歯を支えている骨が破壊される傾向にあります。これは経年的に、徐々に起きるために 普段の生活の中で、あまり気づく事がありません。
ただし、放っておくと、歯を失ってしまいます(歯がグラグラしている段階で歯科医院に行くと、「歯周病ですね」と言われますが、元の原因はかみ合わせにあります。じっくり観察し、統計を採ると、当院では、抜歯の40~50%位が、不正咬合が原因の歯周病です)。
口腔は一つの器官ですから、一本歯を失うと全体のバランスが崩れ、その次の10年で2本目の歯を失い、その次の5年で3本目、その次の2年で、4本目、5本目、と言った具合に、次々と歯を失ってしまいます。
正常咬合を確立させることは、歯を長期的に安定させることです。歯の位置を変えることができる方法は、今のところ矯正治療しかありません。
少し長くなってしまいましたが、矯正治療の、人生におけるメリットを分かって頂けましたでしょうか?
私たちは一人でも多くの方の幸せな人生を願ってやみません。
当院では、矯正専門医による矯正治療を行っております。
矯正治療をご希望される方は、お気軽にご相談ください。
乱れた歯並びが体に与える影響
歯並びの乱れが体に与える影響は、見た目の問題や虫歯や歯周病になりやすいということだけではありません。
見た目が良くない
歯並びが悪いことで、横から見たときに口が突き出したり、受け口になってしまったりと、お顔の印象に大きく影響します。
顎や肩に悪影響を与える
きちんと噛み合わせることができないために、顎を傷める顎関節症を引き起こしたり、肩こりや頭痛に悩まされたりします。またこれから育つお子さんの場合、歯並びが悪いまま放置すると、顎の成長に影響することがあります。
気持ちが内向きになる
歯並びが悪いことを気にして、人前で話したり笑ったりすることがうまくできず、消極的になる場合もあります。上下の歯がきちんと合わないと息が漏れて滑舌が悪くなることもあります。
悪い歯並びの種類
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の歯列が前に突き出ている、いわゆる「出っ歯」の歯並びです。上顎が下顎に対して大きすぎる(相対的に下顎が小さすぎる)ことが主な原因です。
下顎前突(かがくぜんとつ)
下の歯列が前に突き出ている、いわゆる「受け口」の歯並びです。うまく噛み合わせることができず、発音は不明瞭になりがちです。
上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)
上下とも、歯列が前に突き出ている状態です。唇を閉じにくく、転ぶなどして顔をぶつけると前歯を折りやすくなります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯に覆い被さり、下の前歯が見えないほどになります。うまく噛み合わせることができず、食べ物を噛みにくかったり、発音が不明瞭になったりしがちです。
交差咬合(こうさこうごう)
歯列の一部、または全体の上の歯と下の歯が左右にずれている状態です。食べ物をうまく噛めず、外から見て顔面に歪みが出る場合もあります。
すきっ歯(すきっぱ)
歯と歯の間に隙間があり、まばらに生えているような状態です。正面から見て目立つため、コンプレックスになりがちなだけではなく、食べ物が歯に詰まりやすいという問題があります。顎の大きさに対して歯の本数もしくは大きさが足りないために生じる歯並びです。
叢生(そうせい)
歯並びが凸凹としている状態です。歯がきれいに並ぶには顎が小さすぎる場合に起こります。ブラッシングがうまくできず、虫歯や歯周病になりやすい歯並びです。
開咬(かいこう)
奥歯を噛むと、前歯が上下で合わず隙間ができてしまう状態です。前歯でものを噛み切ることができず、また前歯の隙間から息が漏れるので、発音がうまくできない場合があります。 臼歯部に力がかかりやすいので臼歯から歯を失っていく場合が多いです。
矯正装置紹介
メタルブラケット
ブラケットという、小さな金属の装置を歯一本ずつに取り付け、そこにワイヤーを通して、歯を動かします。
メリット |
---|
ほとんどの歯並びの問題に対応でき、器具は壊れにくい上、比較的費用を抑えて治療ができます。 |
デメリット |
---|
外側に金属を取り付けるので、日常生活で目立ちます。また金属アレルギーを起こすリスクはあります。 |
クリアブラケット
ブラケットが透明の樹脂でできています。ワイヤーを通して歯を動かすところは金属製の場合と同じです。
メリット |
---|
装置が目立ちにくく、金属アレルギーの心配もありません。メタルブラケットに比べて治療中の痛みが少なく、治療期間が比較的短く済みます。歯や顎の小さい人が多い日本人には適した方法とされます。 |
デメリット |
---|
治療費は少し高めになります。 |
セラミックブラケット
ブラケットが歯の色に近いセラミックでできています。ワイヤーと通して歯を動かすところは金属製の場合と同じです。
メリット |
---|
装置が目立ちにくく、金属アレルギーの心配もありません。ワイヤーも自然な色合いにすることが可能です。 |
デメリット |
---|
治療費は少し高めになります。 |
症例紹介
術前
術後
Column院長コラムからピックアップ
院長コラムより「矯正歯科」に関連するものをご紹介いたします。
皆様のお役に少しでも立てれば幸いでございます。
RESERVATION
ご予約はこちらから
045-664-4618
火・木 9:00-13:30/14:30-18:00
水・金 10:00-13:30/15:00-19:30
土 10:00-16:00
休診日:月曜・日曜・祝日
最寄駅 Nearest station
- 石川町駅(JR根岸線)元町口・南口 徒歩2分
- 元町・中華街駅(みなとみらい線)5番・元町口 徒歩9分