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マイクロスコープで細微まで検診
マイクロ歯科検診
マイクロスコープで細かく歯を見ていくことで、肉眼では確認できない歯と歯の間の微細な虫歯を発見したり、歯の小さなヒビによる痛みを治療することが可能になります。
今までのデンタルやCT画像検診に加え、マイクロ歯科検診を受けてみてください。原因不明の歯の違和感や痛みを改善できる可能性があります。
マイクロ歯科検診について
口腔内や歯内は、狭く、暗く、小さく、肉眼で正確に観察することは非常に困難です。きちんと観察するためには、明るい光と拡大が必須になります。
拡大する方法はルーペ(拡大鏡)とマイクロスコープがありますが、ルーペの拡大率は2~8倍程度に対し、マイクロスコープは5~20倍です。
私は普段の診療でLED 付き5倍程度のルーペと、キセノンライト付きマイクロスコープを併用しますが、小さなものを見ることに関してはマイクロスコープが圧勝です。5倍のルーペでは見えないものがマイクロスコープだと、ハッキリと見えます。
私は、歯科検診においてマイクロスコープを使用することは必須だと考えています。
人間の“見る能力”には限界があるからです。マイクロスコープを使用すれば、紙幣の隠し文字などの小さなものまでハッキリと見ることができるほどです。
歯と歯の間の小さな虫歯(入口は小さくても中で大きく広がっている虫歯もあります)や修復物と歯の小さい隙間からの虫歯、歯のミクロン単位のヒビなど肉眼やルーペでは発見できない問題を早期発見できることは患者さんにとって大きな利益です。(早期発見した虫歯等にはマイクロスコープを使用して最小限の侵襲で精密な治療を行います。)
また、着色と虫歯の違いもハッキリとわかるため、誤診を防ぐことができます。
歯科検診・診断について
歯科検診、診断は大きく分けると下記の5つになります。
- レントゲン診
- 視診
- 触診/打診/温度診
- 模型での咬合診断
- 問診
レントゲン診
- A:【P-A法】
2~3歯を1つのレントゲンに投影します。それにより写っている歯の状態を細かく観察することができます。 - B:【バイトウイング法】
上下の歯冠部のみ同時に撮影します。歯と歯の間にある虫歯を発見するための方法です。 - C:【パノラマ法】
上下顎全体のレントゲンです。1つ1つの歯の診断には向いていませんが、全体的な状況を把握するためや、骨内の状態や顎関節を診るために撮影します。 - D:【CT】
3次元的に上下顎を診断するのに使用します。2次元的なレントゲン(A~C)では観察できない状態の把握が可能です。 - E:【セファロ】
頭蓋骨と下顎骨のバランスを分析します。主に矯正治療に使用します。
視診
視診とは目で見る診断方法のことです。視診には
- 【肉眼】
人間の視力で見る方法(視力には個人差があります) - 【ルーペ】
拡大鏡を使って人間の視力の2~8倍で見る方法 - 【マイクロスコープ】
マイクロスコープを使って人間の視力の5~20倍で⾒る⽅法。
触診/打診/温度診
- 【触診】
歯や歯ぐきを触って状態を診ることを言います。 - 【打診】
歯を軽い力で叩いて痛みや感じ方を知ることができます。 - 【温度診】
冷たい物を歯に当てて沁み方を診る診断法です。
模型での咬合診断
模型を作成し、噛み合わせの診断を言います。
噛み合わせを分析することにより、病気の原因の診断や将来的な病気の予防をすることに役立ちます。問題が大きい患者さんに行います。
問診
問診とは言葉通り、問答による診断です。患者さんと医師が話すことにより病気の本当の原因の探究や将来的な病気の予防に繋げることができます。私は経験上、問診は非常に重要な診断法の1つとして考えています。
マイクロ歯科検診に関する動画
塩の結晶を拡大して見る
新紙幣を拡大して見る
歯ブラシを拡大して見る
最小切削バーを拡大して見る
マイクロカリエス診断
初期むし歯発見
歯のヒビによる痛み
メタルポスト辺縁からのリーク
30年前の乳歯根の残存を発見
Column院長コラムからピックアップ
院長コラムより「マイクロ歯科検診」に関連するものをご紹介いたします。
皆様のお役に少しでも立てれば幸いでございます。
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